炭焼きさんま丼の誕生秘話

私がまだ若い頃、夕方になると庭先や家の前で七輪を使って、さんまを炭焼きにして食べる光景は秋の風物詩でした。時代が変わろうとも、脂がほどよく乗ったさんまを炭火で炙って食べるのが最も美味しい食べ方だと私は感じていますが、そんな古き良き時代の光景はほとんど見ることはなく、今は居酒屋や炉端でさえ焼き魚を注文する人は少なくなったように思えます。

「都会の人にも炭火で焼いたさんまの美味しさを伝えたい」そんな想いを込めて、試行錯誤を重ねて造られたのが当社自慢の炭焼きさんま丼です。

開発当初は、炭火の調整やさんまの焼き具合など、自分が納得のいくまで研究し、仕事から帰ると、炭で真っ黒になった鼻の穴を掃除するのが日課になるほど夢中で製造したものです。

今ではだいぶ機械化が進み工程も楽にはなりましたが、炭火を使用して製造する原点はしっかりと守り、まだまだ手造り感の多いところが美味しさにつながっているものと自負しております。

これからもみなさまへ私の想いを込めたさんま丼をお届けできる幸せを感じながら、安全で安心な商品づくりを心がけ、さんま丼といえば近海食品と言われるように頑張っていきます。

商品開発顧問 寺嶋芳信